2026年08月16日
【2026年最新】外壁塗装は何年ごと?「10年が目安」の本当の意味と塗り替え時期をプロが解説
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外壁塗装の見積もりをお願いしただけなのにベランダを見た業者から「防水も一緒にメンテナンスした方がいいですね」と言われた。
と感じ無いですか?
実際、私たちがベランダについてお話ししたときも「えーそこも?」と驚かれるお客様は少なく無いです。
お客様からすれば外壁のメンテナンスを考えて点検を頼んだのにベランダの話まで出てきたら、あれもこれも勧められているように感じるかと思います。
それでも私たちが外壁のメンテナンス時にベランダも確認してるのには理由があります。
この記事では外壁塗装のときになぜベランダまで確認するのか、実際に私たちが見てきた住宅の事例も交えながらお話ししようかと思いますので少々お付き合いください。
目次
外壁のメンテナンスは考えていてもベランダの床までメンテナンスが必要だと考えている方は実際にはそれほど多くないような気がします。
洗濯物を干したり、室外機を置いたりして使っている場所ですが「ベランダの床も家を雨水から守っている部分」という意識は案外ないのかもしれないです。
ですが、ベランダには雨水が建物内部へ浸入するのを防ぐための防水処理が施されています。
住宅によって使われている防水の種類や状態は異なるのですが、FRP防水やウレタン防水なども
ずっと何もしなくてメンテナンスフリーという訳でもないんです。
表面のトップコートや防水層は紫外線や雨水など自然の影響を受け、年月とともに劣化していきます。
そのため私たちは外壁のメンテナンスをするタイミングで、ベランダについても一緒に状態を確認することを基本的な事だと考えています。
ただし、ここでお伝えしたいのは
ということではありません。
必要なメンテナンスは現在の防水の種類や劣化状態などを確認したうえで判断するものなので
外壁塗装と同時だから工事をするのではなく外壁をメンテナンスする機会に普段あまり意識しないベランダの状態も確認しておく。
私たちはそこが大切だと考えています。
ベランダについてお話しするとお客様からよく言われることがあります。
「今は雨漏りしていないから、
まだやらなくていいんじゃない?」
これは本当によく聞く言葉です。
確かに、室内に雨漏りしていなければ問題がないように思いますよね?
ただ、雨水が建物内部へ入らないようにするための部分に不具合が起きたからといって、すぐに室内の天井から水が落ちてくるとは限りません。
そのため、室内で雨漏りとして気づいた時点ではすでに外側の防水機能に不具合が生じ
内部へ雨水が浸入している可能性があります。
私たちが「雨漏りしてからではなく、外壁のメンテナンス時にベランダも見ておきましょう」とお伝えしているのはこのためです。
これまで点検や工事をしてきた中で、特に印象に残っている住宅があります。
2階のベランダが建物の外側へ張り出していて、その下に1階部分の外天井がある住宅でした。
そのお宅では、2階ベランダの防水層が劣化して雨水の影響でベランダ内部の木部が腐食していました。
ところがお客様自身は、その状態に気づいていませんでした。
異変がはっきり分かったのは1階側の外天井が落ちてきたときだったそうです。


確認してみると、ベランダの一部分だけを直せば済む状態ではありませんでした。
最終的にはベランダの構造部分を交換し、外壁サイディング、躯体、天井、防水まで工事することになりました。
すべてのベランダがこのような状態になるわけではありません。
この事例を紹介したのも不安を煽りたいからではありません。
お伝えしたいのはベランダの防水に問題が起きても、お客様自身がすぐに気づけるとは限らないということです。
このお宅のお客様も放置しようと思って放置していたわけではありません。
知らなかったんです。
外壁塗装については、
「そろそろ塗り替えないといけないかな」
と考えて点検を依頼される方が多くいらっしゃいます。
一方、同じ家の外側にあるベランダについては、メンテナンスが必要だということ自体をご存じない方も少なくありません。
実際に点検していると、FRP防水ではひび割れや亀裂、浮きなどが見つかることがあります。
FRP防水は、樹脂とガラス繊維などを組み合わせて防水層をつくり、その表面をトップコートで保護する工法です。
また、ウレタン防水など別の防水方法が使われている住宅もあります。



大切なのはご自身で「これはFRPだからこう」「このひび割れなら工事が必要」と判断することではありません。
ベランダの仕様や傷み方によって、必要な対応は変わります。
だからこそ外壁のメンテナンスを考えるタイミングで、ベランダも一緒に状態を見てもらうことをおすすめしています。
私たち施工店側も、ここは忘れてはいけないと思っています。
お客様は外壁のメンテナンスを考えて、点検を依頼されています。
そこで突然
「ベランダもですね」
「ここもメンテナンスが必要ですね」
と言われたら、良い気がしない方がいても不思議ではありません。
「工事を増やしたいだけじゃないの?」
と思うこともあるでしょう。
まずは説明を聞いて、納得できるかどうかを確認してください。
私たちがそれでもベランダについてお伝えするのは、実際に雨漏りによって大きな工事が必要になった住宅や、もっと早く状態を知っていれば違う対応ができたかもしれない住宅を見てきたからです。
追加の工事を勧めること自体が目的ではなく、まずは現在の状態を知ってもらうことが大切だと考えています。
ベランダに目立ったひび割れが出たら。
雨漏りしたら。
何かおかしいと感じたら。
もちろんそのときに相談することも大切です。
ただ、私たちとしてはそこまで待ってほしいとは思っていません。
もしメンテナンスが必要な状態だったなら。
なぜ必要なのかを説明してもらって、工事をするかどうかを考えればいいと思います。
点検したから必ず工事をしてほしいと考えているわけではありません。
今回の点検で工事のご縁がなかったとしても、それがベランダや家のメンテナンスについて考える何かのきっかけになれば嬉しいです。
外壁塗装の見積もりでベランダ防水について言われて、
「これって本当に必要?」
「追加で勧められているだけじゃない?」
と不安になったときは、提案されたことだけで判断せず
そして外壁を見てもらう機会には、ぜひベランダの状態も一緒に確認してもらってください。