2026年09月11日
外壁塗装を頼んだのにベランダ防水も必要?追加で勧められる理由を施工店が解説
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外壁塗装で相見積もりを取ったとき、
「A社は120万円、B社は110万円だからB社の方が安い」
まずは合計金額を比較する方が多いと思います。
もう少し詳しく見る方なら、
「A社は3,000円/㎡、B社は2,700円/㎡だからB社の方が安い」
と、各項目の単価まで確認するかもしれません。
もちろん、合計金額や単価を見ることは大切です。
ただ、もうひとつ見てほしい数字があります。
それが**㎡数やm数などの「数量」**です。
単価が安くても数量が違えば、当然合計金額も変わります。
そして厄介なのが、数量が多いから水増し、少ないから良心的、と単純には判断できないことです。
今回は、外壁塗装の見積書を比較するときにどこを見ればいいのか、プロタイムズ富田林店が解説します。
目次
例えば、2社から外壁塗装の見積もりを取って、
A社 120万円
B社 110万円
だったとします。
金額だけならB社の方が10万円安いので、当然魅力的に見えます。
でも、外壁塗装の見積もりには、
・足場
・高圧洗浄
・外壁塗装
・屋根塗装
・シーリング
・下地補修
・付帯部塗装
など、さまざまな工事が含まれています。
使用する塗料も違えば、施工範囲や数量も違うかもしれません。
つまり、合計金額が違うからといって、まったく同じ工事を10万円安くできるとは限らないということです。
まずは見積書の中身を見ていきましょう。

分かりやすく、足場の見積もりで考えてみます。
同じ住宅で、次のような見積もりが出たとします。
A社
足場 160㎡ × 1,500円 = 240,000円
B社
足場 240㎡ × 950円 = 228,000円
単価を見ると、
A社 1,500円/㎡
B社 950円/㎡
なので、B社の方が550円も安くなっています。
さらに合計金額も、B社の方が12,000円安い。
これだけを見ると、
「B社の方がお得だな」
と思うかもしれません。
一方で数量を見ると、
A社 160㎡
B社 240㎡
と、80㎡もの差があります。
今度は、
「B社は㎡数を多く計算しているんじゃないの?」
と思うかもしれません。
でも、これも数字だけでは判断できません。
ここが外壁塗装の見積書を見るときのポイントです。
足場は、外壁そのものに沿ってピッタリ組むわけではありません。
外壁を塗装できるよう、建物の外側に一定の間隔を取って組んでいきます。
そのため、外壁の塗装面積と足場の面積が同じになるとは限りません。
さらに、
建物の形。
高さ。
凹凸。
敷地の広さ。
隣家との距離。
障害物の有無。
こうした条件によっても必要な足場は変わります。
先ほどの例なら、
「A社は160㎡だから良心的」
「B社は240㎡だから水増ししている」
とは判断できません。
反対に、
「B社は950円だから安くて良い会社」
とも判断できません。
見るべきなのは、
「なぜ160㎡なのか?」
「なぜ240㎡なのか?」
という数量の根拠です。

足場については、
仮設足場 一式 200,000円
とだけ書かれている見積書より、
仮設足場 ○○㎡ × ○○円
と数量と単価が記載されている方が、内容を確認しやすくなります。
住宅は一軒一軒、建物の形も敷地条件も違います。
そのため足場については、どれくらいの数量を想定しているのか確認できる方が分かりやすいでしょう。
特に相見積もりで足場金額に大きな差が出た場合は、
単価だけでなく㎡数も比較する。
これを覚えておいてください。
同じことは外壁塗装にも言えます。
例えば、
A社 3,000円/㎡
B社 2,700円/㎡
なら、一見B社の方が安く見えます。
でも、
A社 150㎡ × 3,000円
B社 180㎡ × 2,700円
なら話は変わってきます。
ここで確認したいのは、
「なぜ同じ家なのに塗装面積が違うの?」
ということです。
単価を比較する前に、その単価を掛けている面積にも目を向けてみてください。
外壁の面積を考えるとき、忘れてはいけないのが窓や玄関などの開口部です。
家を正面から見たとき、壁一面すべてを塗装するわけではありません。
窓や玄関など、外壁塗料を塗らない部分があります。
そのため見積書を見るときは、
「窓などの開口部を除いた塗装面積になっているか」
も確認してみてください。
業者によって面積の算出方法が違えば、同じ住宅でも見積書に記載される㎡数に差が出ることがあります。
面積が違うからといってすぐにどちらかがおかしいと判断せず、算出方法を確認することが大切です。

窓などは外壁塗料を塗りませんが、塗装工事中は塗料が付着しないように養生を行います。
そのため、
「窓は塗らないけれど養生するので、その分も外壁面積に含めています」
という考え方もあるかもしれません。
ただ、見積書を比較するお客様の立場からすると、
外壁塗装 ○○㎡ × ○○円
養生費 ○○円
と分かれている方が分かりやすいと思います。
塗装費なのか、養生費なのか。
何にいくら掛かっているのかが見えるからです。
特に塗料を変更すると塗装単価は変わりますが、塗料のグレードが変わったからといって養生する範囲まで大きく変わるわけではありません。
見積書は、できるだけ工事内容と金額の関係が分かる形になっている方が比較しやすいでしょう。
プロタイムズ富田林店では、住宅の図面がある場合は図面をもとに外壁面積を算出します。
図面がない場合は現地で建物を実測し、必要に応じて簡易的な図面を作成して数量を算出します。
ここで大切なのは、
見積書に書かれている㎡数に根拠があること。
です。
相見積もりを取って、
A社 150㎡
B社 152㎡
C社 190㎡
となっていたら、C社が間違っていると決めつけるのではなく、
「この190㎡はどうやって計算しましたか?」
と聞いてみる。
説明を聞けば、算出方法の違いが分かることがあります。
屋根塗装でも、もちろん面積は重要です。
ただし屋根は外壁のように、地上からすべての寸法を直接測れるわけではありません。
さらに屋根には勾配があり、軒の出もあります。
図面がある場合は図面を確認し、図面がない場合は建物の寸法を実測したうえで、屋根勾配や軒の出などを考慮して面積を算出します。
屋根についても、
「○㎡ × ○○円」
の単価だけを見るのではなく、
その○㎡をどうやって算出したのか
まで確認すると、見積もりの中身が見えてきます。
サイディング住宅では、シーリング工事が見積もりに含まれることがあります。
ここでも同じです。
例えば、
A社 シーリング150m × 900円
B社 シーリング200m × 800円
なら、B社の方がm単価は安い。
でも、施工数量は50m多い。
どちらが正しいかは、実際に施工する範囲を確認しなければ分かりません。
さらにシーリングは、
・外壁目地
・サッシまわり
・打ち替え
・増し打ち
などによって施工内容も違います。
プロタイムズ富田林店では、シーリングについても施工するm数を算出して見積もりを作成しています。
シーリングについて詳しく知りたい方は、外壁シーリングの記事も参考にしてください。
ここも誤解されやすいところです。
インターネットで外壁塗装の見積書について調べると、
「一式表記の見積書は危険」
という情報を見かけることがあります。
でも、一式という文字があるだけで悪い見積書とは言えません。
雨樋など長さを測れる部分については、できるだけm数が記載されている方が比較しやすいでしょう。
一方で、施工箇所や形状、工事内容によっては一式表記になることもあります。
見るべきなのは、
「一式と書いてあるかどうか」ではなく、「その一式には何が含まれているのか」
です。
分からなければ、
「この一式はどこまで施工する金額ですか?」
と聞いてみてください。
きちんと説明してもらえることが大切です。
外壁塗装では、
「シリコン塗料」
「フッ素塗料」
「無機塗料」
など、仕上げに使用する塗料に注目しがちです。
もちろん塗料選びも重要です。
ただし、同じ商品名が見積書に書かれていれば、どの会社でもまったく同じ施工になるわけではありません。
塗料にはメーカーが定める施工仕様があり、塗装面積に対して必要な塗料量があります。
つまり、ここでも塗装面積が重要になってきます。
100㎡を塗装する場合と150㎡を塗装する場合で、必要になる塗料量が同じということはありません。
プロタイムズ富田林店では、塗装面積から必要な塗料量を算出し、メーカーが定める施工仕様に沿って施工しています。
使用する塗料量は保証にも関わる重要な部分になるため、施工時にも確認を行っています。
上塗り塗料の商品名は詳しく書いてあるのに、
「下塗り 一式」
となっていることもあります。
以前の記事でも解説しましたが、下塗り材は何を使っても同じではありません。
外壁材や既存塗膜、劣化状態などを確認して選定する必要があります。
そのため、
「下塗りには何を使いますか?」
「なぜ、この下塗りを使うんですか?」
と確認してみてもいいでしょう。
下塗りについて詳しく知りたい方は、外壁塗装の下塗りをご覧ください。
外壁塗装は、いきなり塗料を塗り始める工事ではありません。
足場を組み、高圧洗浄をして、必要な補修や下地処理を行ってから塗装します。
そのため見積書では、
・高圧洗浄
・ひび割れ補修
・シーリング
・下塗り
・中塗り
・上塗り
・付帯部塗装
など、どこまで工事に含まれているのかも確認してください。
高圧洗浄については、外壁塗装の高圧洗浄でも詳しく解説しています。
2社から、
A社 120万円
B社 120万円
という見積もりが出たとします。
合計金額だけなら同じです。
でも中身を見ると、
外壁面積が違う。
足場面積が違う。
シーリングのm数が違う。
使用する塗料が違う。
下塗り材が違う。
塗装する付帯部が違う。
補修内容が違う。
ということがあります。
同じ120万円でも、工事内容まで同じとは限りません。
逆にA社が120万円、B社が130万円でも、B社が単純に10万円高いとは限りません。
何を、どれだけ、どのように施工する見積もりなのか。
そこまで確認して初めて比較できます。
相見積もりを取ること自体は、外壁塗装を検討するうえで良い方法だと思います。
ただ、
A社 100万円
B社 110万円
C社 120万円
と合計金額だけを並べて、一番安い会社を選ぶためだけのものではありません。
見積書を並べたら、
何㎡塗るのか。
何m施工するのか。
どこまで施工するのか。
何を使うのか。
を見比べてみてください。
そこで大きく違う項目があれば、
「なぜこの数量なんですか?」
「ここはどこまで含まれていますか?」
と聞いてみる。
そうすると、それぞれの見積もりの違いがかなり分かりやすくなります。
見積書を受け取ったら、まず次の部分を確認してみてください。
① 合計金額
最初に見るのはもちろん問題ありません。
ただし、ここだけで決めないようにします。
② 各項目の単価
外壁塗装、足場、シーリングなどの単価を確認します。
③ ㎡数・m数などの数量
単価だけでなく、その単価を何㎡・何mに掛けているのか確認します。
④ 数量の算出方法
他社と大きく違う場合は、どのように算出したのか聞いてみましょう。
⑤ 施工範囲
窓などの開口部、付帯部、シーリングなど、どこまで工事に含まれているか確認します。
⑥ 使用する塗料や下塗り材
商品名だけでなく、どんな仕様で施工するのかも確認します。
⑦ 一式の内容
一式表記があれば、何が含まれているのか確認します。
金額だけでは判断できません。
塗装面積や施工範囲、使用する塗料、シーリング、補修内容などを確認したうえで比較することが大切です。
必ずしもそうとは限りません。
単価が安くても数量が多ければ総額は変わります。
また、数量が多いからといって水増しとも限りません。
単価・数量・施工内容をセットで確認することが重要です。
算出方法などによって違いが出ることはあります。
大きな差がある場合は、それぞれの会社へ面積の算出方法を確認してみるといいでしょう。
足場は建物の外側へ組むため、外壁の塗装面積と同じになるとは限りません。
建物形状や高さ、敷地条件なども関係するため、数量の根拠を確認することが大切です。
一式表記だけで良し悪しを判断することはできません。
数量を明確にできる項目なのか、その一式に何が含まれているのかを確認してください。
外壁塗装の見積書を受け取ったとき、合計金額を見るのは当然です。
そこから詳しく比較するなら、各項目の単価も見るでしょう。
でも、そこで終わらずに数量も見てみてください。
今回の足場の例なら、
A社 160㎡ × 1,500円=240,000円
B社 240㎡ × 950円=228,000円
単価だけならB社が安い。
総額でもB社が少し安い。
でも、それだけではどちらの見積もりが適切なのか判断できません。
確認したいのは、
「なぜ160㎡なのか?」
「なぜ240㎡なのか?」
という部分です。
外壁面積、足場面積、屋根面積、シーリングのm数、付帯部。
それぞれに数量があります。
そして、その数量には本来、算出した根拠があります。
だから相見積もりでは、
「どこが一番安い?」
だけではなく、
「この数字はどうやって出したんだろう?」
という目線でも見積書を見てみてください。
プロタイムズ富田林店では、図面がある場合は図面をもとに、図面がない場合は現地で実測するなどして施工数量を算出しています。
「他社と㎡数が大きく違う」
「単価は安いのに合計金額があまり変わらない」
「一式と書かれていて、何が含まれているか分からない」
そんなときは、金額だけで判断せず、まず見積書の中身を確認してみましょう。